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福岡ミューズ音楽院 Muse Music Institute Fukuoka
福岡ミューズ音楽院院長;岡本 眞
福岡筑紫丘高校より桐朋学園音楽学部へ進み、卒業後、
米国ニューヨークジュリアード音楽院へ留学。
大分県立芸術文化短期大学、福岡女子短期大学の各音楽科で教鞭を執った後、現在は、(公財)日本音楽創造生涯学習A級指導員を務めながら、家族や友達と生涯を通して気軽に楽しめる音楽環境をめざしています。NPO法人「ヒトの教育の会」常任理事。
電話番号:092-531-3564
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ミューズ音楽院院長 岡本 眞
最近の日本における音楽人口の増加は、ポップス系の台頭も含めて目ざましいものがあります。
デジタル楽器やオーディオの普及もその一翼を担っていますが、戦後の著しい生活・文化の向上が、音楽に耳を傾ける心のゆとりを日本人に持たせたのだと思います。
その中で、学校における芸術系の科目に裂かれる時間は、有無を言わせず削られて来ました。
現代社会では殺伐とした事件が多く起こっていますが、歴史上珍しいような残忍な犯罪も見られます。
その原因のひとつとして幼児期や思春期における教育と言うものがあげられます。日本全体が受験地獄に巻き込まれる中、幼児期には幼児の、思春期にはそれなりの情操教育や感性への刺激が必要だと言われています。
5歳頃までは感性が刺激を受ける時期で、何気なく芸術に触れたり体験することが大切だと思われます。この時期に感性の脳が著しく発達します。また、6歳頃からは知識の吸収や実体験で得たものを身に付けます。この間も動き始めた感性の発達は、止まったわけではなくゆっくりと密かに進みます。そして、11〜12歳頃の第2次性徴期に自我の確立と外からの刺激によって一気に花開きます。
大きな感性の発達期は20歳頃にもやって来て、感性と知性の豊かなバランスの取れた成人が出来上がります。
何回か訪れる感性の成長期に、良い音楽や美しい絵画、感動的な自然 などと触れることが人間にとって欠くベからざるものと言えるでしょう。
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