桐朋学園音楽部門九州同窓会

ピアノは「小さなオーケストラ」と言われるように、鍵盤の数(88鍵)によりオーケストラの音域を超えて表現することができます。音楽の歴史上でも、現代の形のピアノが発明されたのが18世紀という新しい楽器というハンディがありながら、現代までに作曲された曲数が他の楽器やオーケストラの曲に比べても圧倒的に多いこと。この事実が、ピアノという楽器がどれだけ人々を魅了してきたかを物語っています。


また、人間の能力開発や学習の面からみても、ピアノの学習は極めて魅力的です。
脳科学者・澤口俊之氏(武蔵野学院大学教授、人間性脳科学研究所所長)により紹介された「人間の脳の発達のためには小学生の習い事はピアノだけで良い」と言う一説は、脳科学の研究から証明されたものです。「幼少期から小学生のピアノ学習は、指先の運動、楽譜を先読みする訓練、暗譜する訓練が脳の発達に非常に効果的であり、更に、性格的には忍耐強くキレにくい。」と解説されました。インテリと言われる学者や研究者、法律家や医者にピアノの演奏を得意な人が多いこと、逆に一流のピアニストやヴァイオリン奏者に意外にも数学や理科系の分野の能力が高いことの両面から見られる音楽の学習と一般学習の習得能力には関連性があることは明らかです。
 2006年3月31日刊の週刊朝日発表による、「東大合格者の52%が小学生時代にピアノを習っていた。」と言う統計があります。当時、6歳児のピアノやヴァイオリン等楽器のレッスンを受けている割合が、全国で6.5%と言うことから考えると驚くべき数字ですが、このことでもピアノの学習が偏差値で評価される学習成果にも役に立っていることが分かります。
 ピアノを学習すること、ピアノを芸術的に鑑賞すること、ピアノをポップスや趣味の世界で楽しむこと等のいかなる関わり方も、現代社会に根付いたピアノの世界が私たちの生活を豊かにしていることに間違いはありません。

以下に「音楽と人間の関わり」や「音楽と脳のしくみ」などについて詳しく説明したページをご紹介します。
LinkIcon音楽と人間科学LinkIcon音楽と脳のしくみLinkIcon現代に於ける音楽の役割
LinkIconピアノの始め方LinkIconピアノのレッスンいついてLinkIconおとなのピアノの学び方


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