桐朋学園音楽部門九州同窓会

リタイア後の音楽の役割

音楽はコミュニケーション

 3つ目のボケ防止には、人との接触が大事だと言われています。音楽を演奏することは、他人に聴いてもらったり、他人と一緒に演奏したり、人とのコミュニケーションを前提とせずには成り立ちません。たとえ、リタイア後に楽器の学習を始めたとしても、先生に習ったり、回りの人に聴いてもらったり、そのために緊張感を持って練習することにより、コミュニケーションのツールとしては最適なものだと思われます。演奏会や色々な行事に出かけて行くこともコミュニケーション行為として大事なことです。
 逆に、脳の活性化のための一番の敵はストレスです。熱中したり、緊張したりと、かなりのストレスがかかるような気がしますが、フレーズや曲が完成した達成感や演奏し終わった充実感など、喜びや楽しみを伴うゴールがあればそれはストレスではありません。物事を成し遂げようと言うモチベーションが、ストレスを感じなくしてくれます。ストレスの最も大きな原因となることは、自分のレベルや演奏の出来映えを人と比べることです。これは一番のストレスとなりますので、自分の世界で納得、完結出来るような音楽との関わりかたを考えましょう。






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