思春期以降の音楽学習
楽器レッスンのパターン変更
自我の目覚めと共に、子供たちは音楽の好き嫌いもはっきりと主張するようになります。他人が弾いている曲やメディアで聴いた曲が気に入れば、見よう見まね、聴きよう聴きまねで演奏してみたり、楽譜や音源を探してきたり、興味を持った音楽分野や楽曲を自分の音楽世界に取り込んでいきます。また、学習的な音楽分野(主にクラシック音楽に基づく領域)では、その意味や理屈を求めるようになります。
楽器実技における繰返し練習は常に重要ですが、教師はその重要さを言葉で説明して学習者に納得させることが大事です。中学生以上になるとレッスン時間内に何回も繰り返し練習させる必要はありません。教師は、練習方法の模範を実際に見せること、何のための練習かを説明すること、色々な例えを用いて音楽の実証を示すこと等で、音楽や音楽学習の意味とその大切さを説いて、おもしろさを伝えていく役割を担います。また、青年期の学習者たちにはそれを受け入れようとする心構えも芽生えます。
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