3歳〜10歳頃の音楽学習
環境づくりは親の役割
有名な音楽教室や立派な先生のレッスンに通ったからといって音楽の学習は充分ではありません。音楽の上達のためには、言葉の学習のように毎日の積み重ねが必要なのです。声楽のように言葉や声を主体とする音楽は別として、音楽を奏すると言うことは音符を言葉と同じように操ると言うことなのです。演奏家たちは、言葉を喋るのと同じように自由自在に演奏できることを目指して日々練習を積んでいるのです。
そのためには、毎日練習ができる環境が大事になります。毎日だから365日と思ってしまっては大変な負担になります。ここでは「できるだけ毎日」と言っておきましょう。毎日15分から始まり30分、1時間と年齢に添って練習時間の確保が必要になってきます。その時間と場所を作ってあげられるのが親と言うことになります。現代の住宅状況の中では、家庭で自由に音が出せる環境にある人は少ないと思いますが、大都会・東京や大阪でもアパートや防音性の低い住宅に暮らす音楽家が大勢います。ルールを守ったり、周りの住民に気を使ったりすることで練習環境は確保できるものです。
また、音楽に向かうためのモチベーション獲得にも、家庭での親の役割が大きいと思います。
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