0歳〜3歳頃の音楽学習
言葉を伴った音楽へのチャレンジ(2歳から3歳頃)
今までは、「パパ」や「マンマ」「あっち」程度の決まりきった短い言葉しか発しなかったのですが、2歳頃から好奇心が旺盛になりたくさんの単語を使用するようになります。他の子供とも遊ぶようにもなり、社会性が発達します。新しい言葉を覚え、言葉の発達には大切な時期です。
ある程度の言葉のやりとりが成立し始める時期に、音感の初歩的な学習が始められます。年令としては、早い子供で2歳誕生月頃から、遅くとも3歳のうちにはこの時期に達すると思われます。大人の真似をしながら、上手ではなくとも童謡を歌詞付きで歌うことができるようになる頃が、音楽学習の開始時期の目安と言えるでしょう。2−3歳児は、声域も狭いので最初から正しく歌える訳ではないのですが、お手本を聴かせたり、一緒に楽器や声でサポートしたりして、聴覚に正しい情報をインプットすることが大事です。
教師や親は、「メロディと歌詞を一体感を持って覚える」と言う形で歌を教えて行くことになります。この頃は、理屈にとらわれない自然な形で音楽環境を作ることが大事でしょう。また、教室などに通う場合は、母親が同席して一緒に歌ったり、家庭に帰っても楽しく歌ったり音楽を聴いたり、自然に音楽に興味が持てるよう導いていきましょう。
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