桐朋学園音楽部門九州同窓会

0歳〜3歳頃の音楽学習

生活の中での音のインプット(6ヶ月頃以降)

 0歳では、音感教育と言うより音の吸収、インプットの時期にあてると良いでしょう。生後6ヶ月頃になると、大人に近い聴覚認識力が現れてきますので、大人が聴いている音声や音楽が同じように聴こえてきます。記憶力が充分発達していないにもかかわらず、周囲の人が発する声や言葉を真似しようとしたり、音程やメロディなどの認識はできないものの入力されたものを単純に受け入れたりすることができる時期です。
 音響機器を通した音楽や生の演奏を聴かせて大脳辺縁系や聴覚野に刺激を与えると後の音感学習に役に立つことは確かです。鑑賞や楽器演奏などの家族の趣向による家庭内の音楽環境もたいへん効果的ですが、赤ちゃんは母親の愛情あふれた歌声に大きな興味を示し、表情豊かでやさしいお母さんの顔を見ることの相乗効果によって、良い意味での音楽の吸収を始めます。満2才を迎える頃まで、このような家庭環境に期待をしたいところです。






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